塩山の春は、梅と桜と桃がほぼ一緒に咲きます。
特に桃は、それはそれはうっとりする「桃源郷」🌸
ほんとうの「桃の枝」だけで染める、やさしい桃色♡
空気までが桃色に染まる桃源郷を想いながら、染めています🌸
↑ガスではなく、薪の火で全ての工程を進めています。
やっとやっと桃色に近い色が現れてくれました♪
オーガニックコットンのふんわりとしたストールを、この桃色で染めて、桃源郷を眺めたら、どんなに夢心地でしょう♡
自然が相手なことは畑も、草木染めも、なかなか思った通りにいかないのが、また奥深い!
その時の空気や風、気温、桃の枝の状態、薪の火加減…まさに一期一会の色。
↑「精錬」。真新しい布でも糊や油や汚れなどで、布をあげるとお湯がビックリするぐらい濁っています。この後は濃染処理をします。しっかりと布の下準備をすることで、色の現れ方が全く違うのです。準備大切‼︎
↑染料を煮出しています。温度調節も含めて、奥深い工程の一つ。
↑染めています。
↑これも桃の枝からいただいた「たまご色」。同じ染料から、こんなに違う色が出てきます。
↑テスト染めの布たち。右から2枚が桃の枝。左2枚が庭のヤブカンゾウ。真ん中が葡萄の枝で染めたもの。春色のグラデーションに、この布を眺めているだけでテンションが上がります♡
あと少し!
あと少し試行錯誤を重ねたら、きっと「桃源郷」に近づけそう🌸
この春は、たくさんの人と桃色を楽しめたらいいな♪
あぁ、ワクワク🌸
(hana)