私たちの暮らしのこと

「ひだまり暮らし」は、農的な暮らしを実践する私たち夫婦ユニットの名前です。

山梨県甲州市塩山竹森地区。
山々に囲まれた甲府盆地の東の端。
ぶどうや桃の果樹園が広がる一帯に私たちの住む家があります。
ハンモックに関わる仕事をする傍ら、小さな田んぼと畑を営み、手づくりの暮らしをしています。

ひろせやすゆき

山梨県出身。学生時代を東京で過ごした後、地元企業に就職。幼少期からのアトピー性皮膚炎の療養の為に訪れた自然療法施設で、自分たちで栽培した農作物を自分たちで料理して食べるという生活を経験し、人生の大きなターニングポイントとなる。それ以降、主に自家用に農作物を栽培する農的暮らしに段階的に移行。現在は、ハンモックのWEBSHOP「hammock style」を運営しながら農的暮らしをする『半農ハンモック(半農半X)』の暮らしを実践中。

ひろせはなえ

​東京都出身。農ある暮らし研究家。中学校教員時代に市民農園で野菜づくりを経験。結婚を機に山梨に移住。2015年クシマクロビオティックインストラクター取得。日々の暮らしにその知識を活かすと共に、主催するイベントでは食を担当する。また、自ら栽培する藍を使った生葉染をするなど、暮らしの手仕事を研究中。


自然

東京から1時間半余りというアクセスの良さからは意外なほど、自然の息吹きに満ちた甲州市塩山。
富士山を眺め、甲府盆地の山並みに抱かれる。
桃の花が咲く早春は、遠くどこまでも続く桃色の絨毯「桃源郷」。
広い空に、刻一刻と表情をかえる雲の流れ。
夜の闇と山の端をほんのり照らす月の出。
まぎれもなく自分が自然の一部であることの実感と感謝。
ふと胸いっぱいに深呼吸したくなる自然がここにあります。


住まい

中古住宅をリノベーションしています。
壁を抜いたことで、風が吹き抜けるのびのびとした開放感が生まれました。
無垢の杉板を床に貼り、新しい戸を付けたことで、自然素材の心地良さに包まれます。
土間を打ち、食品庫がたっぷりと出来て、薪ストーブを据え付けたことで、手作りの暮らしを楽しむ場ができました。
漆喰の壁塗りは自分たちでやりました。塗った時の苦労も、今は家への愛着となりました。
窓を開けていると、なんとツバメが入ってきて、しばし休憩していきます。心地良さはお墨付きです!
これから倉庫や薪小屋を作ったり、庭作りが待っています。まだまだやることは沢山でワクワクします。
​自分たちの住む場所であるのと同時に、工房として、リトリートや料理教室の会場としても活用していきます。


ひだまり暮らし農園

我が家には畑と田んぼがあります。
「自分たちで育てた作物を食べたい」という想いで営む小さな農園です。
農薬や除草剤は使用しません。
肥料もほとんど使わず、米ぬかなどを少々播くことがあるくらいです。
主にお米、豆類、芋類、根菜類を栽培しています。
主として自分たちが食べる分を栽培していますが、一部を使って収穫体験をしたり、必要としてくださる方に販売しています。
また、大豆を一緒に栽培して、その大豆を使って手前味噌を仕込む年間通しての農作業体験会「はたけ日和」も開催しています。


ごはん

生きることは食べること。
自分たちで育てたお米や野菜を中心に、地元で採れた旬の農作物を食べています。
素材にはそれぞれストーリーがあります。
「小麦の脱穀の時に〇〇君が手伝ってくれたな~」
「天空の畑の黒大豆は殆ど鹿に食べられっちゃったね~」
嬉しいことがあり、苦労したことがあり、そうやって収穫出来て食べることが出来るありがたさ。

​実りに感謝して、大切に料理して、美味しくいただいています。


手しごと

作ることが好きなので、暮らしに必要なものを、なるべく自分たちで作れたらいいなと思います。
興味のある人たちが集まって、一緒に作る会も行いたいと思います。
●日曜大工 小屋作り、家具作り
●加工食品 味噌、漬物、乾物、ジャム、果実酒、お茶
●染物 栽培している藍を使った生葉染、草木染
​●綿 和棉栽培、綿繰り、糸紡ぎ