ひだまり暮らしのジャガイモ物語2019。
今年のジャガイモの植付けは4月初旬。
小さな芽が出たところで4/28に遅霜に遭いました。朝一面真っ白で、慌てて見て回った時にはなんとか大丈夫だったにも関わらず、午後には霜枯れしていました。
とてもびっくりし、ショックでした。
でもそこからまた新しい芽が出てきて、芽かき作業もドキドキながらすることができました。(芽かき作業は、一株に2~3本の芽になるように多い分は取り除く作業。養分を分散させず、一つ一つの芋が大きくなるようにするための地道な手作業です)
遅霜からの復活、天候不順などから、株全体の成長は例年に比べてゆっくりでした。
芋にエネルギーが回るように、咲いている花は摘みとりました。
また土寄せをした後の畝間に籾殻や藁を巻いて、大切に大切に育てました。
試し掘りは毎年二人一緒にしています。
私たちが出会ったのは、主人が主催していたジャガイモの収穫体験がある畑とハンモックとヨガの会。
出会った時の初心を忘れないように、いつまでも出会えたことを感謝できるように、一緒にジャガイモを掘ります。
ひだまり暮らしのジャガイモが「縁結びジャガイモ」である所以です♡
試し掘りの時期ですでに数、量ともにばっちりで、大豊作の予感がしました。
あの遅枯れした姿を思い出し、ジャガイモの生命力に感謝しながら本当に嬉しい嬉しい収穫となりました。
あの霜枯れから復活する生命力を食べたら、きっと逞しさのエネルギーまでもらえることでしょう!
早速作ったのは「ノンフライドポテト」。無限に食べられます♪
そして今年初めて試作を重ねて完成したレシピは「ジャガイモご飯」。
これは畑のお師匠さまでもあるご近所のおばあちゃんが「昔は、ジャガイモもご飯に炊き込んで食べたものだよ」というお話を聞かせてくれたところからヒントをいただきました。(おばあちゃんは戦争の体験からたくさんの暮らしの知恵を身につけ、長く実践しているのですね。お米が尊かった頃は芋などで嵩増しする知恵だったのでしょう)
簡単なのにとても美味しいので、是非作ってみてくださいね!
【材料】
□お米 2合 □ジャガイモ(ノーザンルビー)大きめ1個(約250g) □塩 小さじ1/2
【手順】
①お米を洗い、炊飯器の2合の水分量にセットする。塩を加えて、よく混ぜる。
②ジャガイモをよく洗い、皮ごと粗みじん切りにする。(気になるようだったら皮を剥いても大丈夫です)
③ジャガイモをお米の上にのせて、普通に炊飯する。
※食感としてメークイーン系のジャガイモが合うと思います。
※冷めたらバター醤油などで炒飯にしても美味♪
ひだまり暮らしのご飯は、その作物の育つ過程「物語」を含めた一物全体を大切にいただきます。
種を蒔く前の土づくりから始まって、芽生えた喜び、見守り、お世話した全ての物語が詰まっています。
食べることは命をいただくことだから。
お料理のテクニック以上に大切にしたいひだまり暮らしの想いをレシピに込めています。
いただきます。
命をいただきます。
ごちそうさま。
ありがとう!