ひだまり玉ねぎが教えてくれたこと

6/23 ひだまりとしては初めて「玉ねぎ収穫&yoga 1dayリトリート」を開催しました!

玉ねぎを収穫しているみなさんの表情♪
根っこの肌触りを感じて笑顔です。

キッチンにいた私は、収穫しながらあがる歓声を聴きながら、本当に嬉しく晴れがましい気持ちでいっぱいでした。

玉ねぎは無施肥で栽培するのは難しいといわれています。
私達ひだまりも過去2回、本当にささやかな収穫にとどまっていました。

今年の玉ねぎの苗を育てるために、苗床をつくり、種まきをしたのは昨秋の9月上旬。
玉ねぎは播種の適期がとても短く、タイミングを逃すと収穫前に董がたってしまうそうです。


種を蒔いても発芽率は30%ほど。


夏の藍を片付ける頃には肌寒くなります。


藍を片付けて、土作り。

そして黒マルチを敷いて。

苗を定植したのは11月でした。植える指がかじかんで冷たかったです。


冬の朝日に照らされる玉ねぎ畑。
うちは冬の間、ものすごい強風が毎日のように吹くので、マルチが風に剥がされてしまい、何度もやり直しました。

そして、年が明けた頃。霜で苗の根っこが浮いてしまい、いくつもダメになりました。
ひとつひとつ浮いたのを植え直し、土を押さえました。これも指がとってもかじかみました。

春になったら、近所の肥料をあげている玉ねぎ畑は葉が大きく生い茂り、
ヒョロヒョロだったひだまり玉ねぎは大丈夫かとハラハラしました。
バケツに水を汲み、何回も水やりに往復しました。

そうしてお世話した9ヶ月間。


大きいさんも、小さいさんも、さまざまです。
そのひとつひとつを分け隔てなく、大切に、曼荼羅のように並べてくださった馬路先生と洋平さん。


玉ねぎ曼荼羅を囲んで輪になって。


こんな風に愛をこめてシャッターを切ってくださったり。


こんな素敵な笑顔と、たくさんおかわりしてくれたり。

キッチンにいながら走馬灯のように9ヶ月を振り返り、その生い立ちも含めた「一物全体」でお料理しました。

冬の寒さに負けず、精一杯成長してくれた玉ねぎたちに、
玉ねぎの生き様を五感で感じ、大切にしてくださったみなさんに、
心から本当に本当にありがとうございます。

作物が、土が、発しているささやかな声を五感で感じとり、
その感じとった微細な感覚をも食し、
お腹と、心と、全身の細胞すみずみまでを、やさしく大切に、美味しく満たしてゆくこと。

それはお金では到底計ることができない幸福感です。

私達ひだまりは、そんなささやかでありながら、計り知れない豊かさを暮らしの「日常」にお届けしたいと思っています。

*1dayリトリートの様子は、参加者の方の素敵なお写真を了承いただいて掲載しました!
とても素敵なお写真、ありがとうございます!