晩秋らしい秋晴れのもと、浦西千織先生との「大根ホリトリート」(CHIORI先生による命名!)を開催しました。
まずは、大根掘り。
列になって、CHIORI先生と一斉に「よいしょー!」。腰の落とし方がお見事です!
みなさんのこの笑顔!
私達が手塩にかけて育てた大根さん達が、こんな笑顔で喜んでもらえるのは本当に嬉しいです。
大根、採ったぁ~!
たとえ収穫のほんのひとときであっても、作物が畑にいて、生きる様を見て、触れて、作物の命を感じることは、普段食べている食物が「命あるもの」である実感につながります。
自分で掘った大根は、スーパーなどで買う大根とは似て非なるもの。
そんな大根たちをたっぷりと使った大根尽くしのランチ。
今回参加してくれた「小さな人」(ひだまりは、「子供」ではなく、一人の人としてお迎えしたので、こう表現いたします)普段は青野菜は食べないのに、今回は完食したそうです。自分で大根を掘ったことを、ちゃんと感じとってくれたのでしょう。とても嬉しかったです。
ランチの後はハンモックシエスタ。
ハンモックシエスタの前にCHIORI先生から参加者のみなさんへメッセージがありました。
「現代社会でたくさんの人の中で生きていると、特にヨガをしている人にありがちなのは、自分よりも他の誰かに気をつかいがち。今からの時間は、誰かへの気遣いはちょっと脇に置いて、自分自身がどうしたいのか、正直にすごしてみてください。」
晩秋の紅葉に包まれて、穏やかな日差しを浴びながら。
部屋にさしこむ日差しの温もりを感じながら。
時にこんな風に木の温もりに背中を委ねてみる。
つい反射的に自分よりも誰かに気を配っている自分に気づいたり。
ただただぼんやりと景色を眺めてのんびりすることがとても心の充電になることに気づいたり。
一度、そうして「リセット」することで、本当の自分自身につながってよりしなやかに日常を暮らしていけますように。
言霊の響きを重ねて、広げて、庭も家も人も波紋に包まれるようにしてヨガへ。
瞑想をするみなさんの横顔が凛として美しいと感じました。
その後、みなさんの「氣」をひとつに合わせて、
手のひらに感じた氣を、自分が一番癒したい場所に当てて。
癒すこととは、祈ることに通じるのかもしれないと感じた一瞬。
そして氣を分かち合ったつながりのままティータイム。
お一人おひとりの感じたことをシェアし、また気づきがより深まる時間。
今回は大根の畑にご案内しただけではなく、庭には青大豆が干してあったり、切り干し大根やたくあん大根が干してあり、ヨガをするのも農的な暮らしの日常の中でした。瞑想に座る側に大根があり、シャバアサナのときに青大豆も隣に横たわり。
そんな「食べられるもの」がある光景の中で過ごすことが、スタジオやリトリート施設とは一味違った「何か」を感じ取ってもらえたらなと願っています。
CHIORI先生
ご参加いただいたみなさん
本当にありがとうございました!