【改訂版】ひだまり暮らしのお味噌の開封の仕方

今年も残すところあと2ヶ月となりました!

11月になって、気温も朝晩はだいぶ冷え込むようになりました。

今年の早春に、ひだまり暮らしのお味噌仕込みに参加してくださった方から、「11月を指折り数えて、お味噌の開封を楽しみに待っています!」との声をききました。

また2022年は「お味噌のタネお届け便」をお申込みくださった方へ、私達が代わりに仕込んでお届けしました。(応援のお気持ちを本当にありがとうございました!)
きっとお味噌の完成を楽しみに、発酵の季節を共にお過ごしくださったことと思います。

毎年、一年分のお味噌を仕込む我が家でも、その年の一番最初の味噌樽の開封はドキドキワクワクします。
お味噌仕込みが初めての方も、毎年お味噌仕込みをされている方も、変わらずに新鮮なドキドキをご一緒できることが、とても嬉しいです!

さぁ、お味噌樽を一緒に開封しましょう♪

ここでは、お味噌の樽の開封の仕方と、その後のお世話の仕方についてご案内します!
(写真ではみなさんの樽とは大きさが違いますが、開封の仕方は同じです)

★これまでに参加者のみなさんからの開封後のお声を聞かせていただいて、より簡単に安心して管理できるように改訂しました!

↑外蓋を開け、漬物袋を開けた状態。

まずはアルコール消毒した晒しが一番上にあります。


漬物袋に味噌だまりが付いているので、キッチンペーパーにホワイトリカーを湿らせて拭き取ります。
(ホワイトリカーが無い場合は、35度以上の強いお酒でも大丈夫です。)

ホワイトリカーで拭き取ると、かなりしっかりと拭き取れていないとかえってカビを広げる原因となるようです。

漬物袋などに付いている味噌だまりが固まったような「びろ〜〜ん」としたものは木ヘラやキッチンペーパー(乾いた)などでしっかりこそげ取りましょう。

※「びろ~~ん」としたものは、豆の煮汁「アメ」が染み出して変化したもののようです。ご心配な場合は取り除いてください。近年の我が家の味噌仕込みではアメを最小限に減らしているため、そんなにたくさんは付いていないと思います。

↑晒しを取り除きます。

取り除いた晒しは処分します。(再び被せる必要はありません)

写真ではカビはほとんどありませんが、
もし、ここでカビがあれば、こそげ取るようにして取り除きます。

取り除いてしまえば、内部はちゃんと食べられますので、安心してくださいね。

↑内部の方を少しかき混ぜながら、使う分だけタッパーなどに取り分けます。
(取り分けたタッパーは冷蔵保管が安心です!)

取り分けたら、上部をよく平らにならします。

再び漬物袋を、空気を追い出すようにしっかり密着させて封をします。(輪ゴムでも大丈夫ですが、我が家では100円ショップなどで売っているパチンと留めるもので封しています)

漬物樽に付属していた中蓋はここからは使わなくても大丈夫です。新しい晒を被せる必要もありません。

樽はまた冷暗所に戻します。

※味噌の中にある黒っぽい筋のようなものは、麦麹の麦の一部です。発酵による分解が遅いのか、米糀や大豆よりも残りやすく、お味噌汁にしたときにも食感が残ります。麦の一部ですので安心してお召し上がりください。

私達はこんな風にして、日々美味しくお味噌をいただいています♪

みなさんの毎日の食卓にお味噌がいつもありますように。

もし、何かご不明な点がありましたら、遠慮なくご連絡ください!