ひだまり暮らしの手しごとの会
#06 藍の生葉染め
夏の土用入りとなったこの日、今夏2回目の藍の生葉染めの会を開催しました。
朝から照り付けるお日様に、気温も高く、きっと今日も素敵な空色に逢えそうでワクワクしました♪
みなさん「初めまして」なので自己紹介から、絞りなどの模様づけに入りました。
こうしてみると、ものをつくっている時の手の仕草ってとても美しい。
ひだまり藍の畑へご案内しました。
何度、染めの会をしても、やっぱりこの瞬間が一番大事だなぁと感じます。
今まさに生きて、成長している藍にはさみを入れ、その生命をいただく瞬間。
藍の生命を布に移しとって、ずっと大切に纏っていく「生命の移し替え」が染めなのだと感じ入ります。
藍さん、今日もありがとう!
すぐに葉だけを取り除きます。
匂いたつ藍の香りを嗅いでくれました。
助剤を入れる前は素手で触れることができます。
余すところなく藍の色を素手で絞り、早速爪が染まりました。
染液さえも美しいです。
藍の色が鮮やかに発色する、得も言われぬ美しい一瞬。
空気を纏い、風になびき、まるで羽衣のよう。
絞りのためのビー玉が布に透けて、なんとも可愛らしい!
今度は藍が水と出会い、さらに空色を鮮やかに見せてくれます。
こんなお日様のような笑顔で染めてもらえて、藍は本当に嬉しいはず!!
「群雲絞り」で美しい空色グラデーションに染まったオーガニックコットンのストール。
あまりの美しさに、私は言葉もなく見惚れてしまいました♡
その日の気温や、藍の状態や、参加者のみなさんの雰囲気など、それは染めのテクニックを超えて現れる「一期一会」の藍の色。
なんとも美しくて、涼し気です。(この日はものすごく暑い日でした!)
ここからまた新しい藍の生命が始まり、参加者のみなさんの暮らしの中で息づき始めます。
どうぞひと夏、たくさん着て、愛でてあげてくださいね。
ご参加ありがとうございました!
藍もありがとう!