ハンモックの仕事で埼玉県を巡りました。
取り付けたところのスタッフさんが「ちょっとお時間あれば、美味しい珈琲を飲みに行きませんか?」と連れて行ってくれました。
ちょっと車を走らせる道々には、木工や製材所などが立ち並び、なんだかワクワクしました。
着いたところには趣のある佇まいが。
築140年の建物の味わいある引戸を開けると、木の小物や絵本が並び、その奥に年代物の水出し珈琲のガラス器がありました。
すでに今はもう製造されていないらしい、大きく複雑な水出し器は1秒一滴、8時間かけて珈琲を抽出するそうです。
ものすごい存在感でした。
(圧倒されて写真を撮り忘れたくらい)
またマスターの風貌からカウンター席のいたるところにこだわりが感じられ、ついついマスターの所作に魅入ってしまいました。
一番人気はアイス珈琲だそうです。
マスターのポエム付き。
私はホット珈琲の方が好きでした!
いやはやもう珈琲とは思えない、これまで飲んだことのない澄んだ味わいでした。
珈琲に魅せられて35年。
ひたすらに味を追求し続けてきたマスターの人生模様もうかがい、なんだかとても味わい深いひとときでした。
向かいには、初夏に蛍が舞う川が流れ、土手にはベンチやテント、焚き火の場所までありました。
樹齢140年の桜の木の下で飲む珈琲は至福のひとときだろうなぁ。
マスター曰く「季節を問わない色」と様々な白い物が配置され、白い額は「誰でもモナリザになれる場所」だそうです。
次回、そっと微笑んでみようと思います(笑)
またきっと行きます。
(hana)