今年は、昨年のこぼれ種から順調に(?)発芽して、超過密状態の藍畑。
移植をしたら大半が無駄になりそうなので、この時期に生葉染めが可能なのかテストすることにしました。
折しもこの日の気温は32℃超え!
生葉染めの季節を彷彿とさせます。
手早く刈り取った藍を茎ごとミキサーへ。
生葉染めは手早さが勝負!
一気に手際よくミキサーで処理します。
ミキサーで「青汁」をつくるイメージ。
洗濯ネットに青汁を入れて、しっかりと絞り出します。
あぁ、この匂い‼︎
藍の匂い!
夏を感じる匂いです。
染液は鮮やかな緑色。
比較するためにシルクのストールと、精錬・濃染処理をした晒し(木綿)を染めます。
シルクのストールは生葉染めらしい水色に。
こちらは染液に助剤を加えて、化学的に「建てた」状態にしたもの。
染液の色の濃さが違います!
ビー玉で大きく絞りを入れたエコバッグ。
綺麗な模様にテンションが上がります!
でも、助剤を入れても入れなくても、木綿製品は緑色にしかならず、
酸化したインディゴの色には発色しませんでした。
念のため、水洗いしてみたところ…
シルクのストールだけはほぼ色落ちなし。
その他の木綿製品はだいぶ色落ちして、緑色のまま。
昨年までの経験上、この緑色は洗うたびに色落ちして、ほぼ下地の色に戻ります。
緑色は葉の葉緑素が繊維に「乗っている」だけなので、もしかしたら草木染めの要領で媒染したら色止めが出来るのかも?
まだ時期的に、インディゴの前段階のインジカンが葉の中で十分生成されていないのでしょう。
【結論】
5月下旬は生葉染めにはまだ早い(笑)
でもすっかり夏日な陽気と、藍の匂いにウキウキさせてもらいました!
今年の夏も楽しみです!