2021年度も無事に新米をいただくことができます。
新米を一番初めに口に運ぶとき、稲が種籾から育つ様々な光景が思い出され、しみじみと有難く噛みしめます。
写真にはない畔の草刈りや水路の掃除、代掻き前の耕耘、電気柵のメンテナンスなど、地味な作業も淡々とこなす日々でした。
いつの年も同じようにお世話したいと思っても、全く同じようにはならない自然界と命の営み。
その不可抗力の中で揉まれながらも、知恵を絞り、工夫と改善を試行錯誤しながら、やっとやっとたどり着く新米のご飯。
東京で暮らしていた頃、スーパーでお金と交換=購入するお米に、これほどまで栽培に手がかかることも、どんな作業工程があるのかも全く想像さえできなくて、「お米という字は八十八の手がかかるという意味だから、大切に食べるんだよ」という意味は知識として頭で理解するしかありませんでした。
全ての工程を自分の身体と手で体感することで、命のプロセス「物語」をわかっている食べ物を口にすることの本当の有難さと喜び、美味しさが実感されます。
今年もなんとか無事にお米ができました!私達二人が食べる分以上にたくさん収穫できた豊作の年。ただただ有り難いです。
いつもSNSなどを通して我が家の田んぼの営みを見守ってくださった方へ、
我が家の取り組みを応援してくださっている方へ、
是非食べていただけたら嬉しいです!