長野県より伝統工芸である松本箒職人、米澤資修(よねざわもとなお)さんをお招きして、ミニほうき作りWSを開催しました!
↑午前中の皆さん。
「伝統工芸」「職人」と聞くと、なんだか近寄りがたいイメージがあるかもしれませんが、米澤さんは一見サッカーのコーチにしか見えない(笑)とても気さくで楽しいトーク満載の方なのです。
参加者の皆さんには、まず糸の色を選んでいただいて、その糸で米澤さんが下準備をしてくれてから、製作スタート!
わかりやすく、丁寧な説明で、最初は笑い声に溢れていても、だんだん手が慣れてきたころには集中した静けさが流れます。
手しごとの醍醐味のひととき。
最後に米澤さんが仕上げをしてくれて、「はい、出来上がりです!」と手渡された瞬間の笑顔ほころぶ表情がなんとも印象的でした!
アンケートにいただいた感想です。
『かわいいほうきが作れてたのしかったです。先生が準備万端でいらっしゃってくれたので、簡単に出来て良かった。良いモノを大事に使う暮らしって良いですよね‼︎大切に使いたいと思います♡』
『伝統を引き継いでいる米澤さんの活動を初めて知りました。ほうきの文化、大切にしたいです。手仕事はやっぱり楽しい‼︎』
『なかなか体験できない事だったのでとても楽しかったです。普段の生活の中で使う道具を手づくりできるのがうれしいので、今後とも自分で作ったほうきを大事に使いたいと思います。』
『とても楽しかったです。一時間では作れないのではと心配していましたが、ゆっくり作らせていただけて楽しめました。』
『モクモクと作業してしまいましたが無心になれて楽しかったです♪もっと色々な色の糸で作りたくなりました!大切に使います♡』
『初代のお祖父様のお話とかを聞きながら作業ができました。それがとても印象的で思い出に残りました。ほうきのおかげで、これからお掃除がはかどりそうです。何よりもこのほうきと一緒に語り継がれている文化やスキルや人々の交流が美しいなと思いました。』
このミニほうきは、これまで使われずにいた部分を、自家栽培で大切に育てたホウキモロコシをいかに無駄なく使い切ってあげられるか?という視点からデザインが始まったそうです。
ホウキモロコシは、真夏の灼熱のアスファルト上で天日干しし、手作業で選別。
もちろん無農薬栽培。
外国産ホウキモロコシにはない「しなり」を大切に、米澤さんのご家族で栽培しているホウキモロコシにはたっぷりの愛情が込められています。
市販の箒と、米澤さんのお祖父様の作品との違いを実感!
初代であるお祖父様の箒は40年経った今もなお現役で使っているそうです。
まったく同じ工程にも関わらず、出来上がったミニほうきはどれも個性的でした。
作る人の個性が表れるような。
この笑顔!
おしゃべりのひとときも肌身離さず。
休憩タイムにはハンモックでのんびりしたり、
お茶したり。
参加者同士でつながりが広がるのもとても素敵です!
米澤さんからは「参加者の集中度が高く、とてもレベルの高いWSになりました」と後日メッセージがありました。
皆さん、本当に集中して、丁寧に一生懸命に作っていました。
だからこそ、「このミニほうきが世界にたった一つしかない自分だけの宝物」と、とても愛おしそうにお持ち帰りされていました。
改めて、手しごとって本当にいいなぁと思います。
なおかつ、それが今後の暮らしの中で実際に愛着もって使える日常品であること。
機能的でありながら、美しく、作り手の想いがつまった唯一無二のものであること。
そういうものが暮らしの中にある嬉しさ、豊かさ。
そんなことがこのミニほうき作りを通して感じてもらえたことがとても嬉しいです!
米澤さん
ご参加の皆さん
本当にありがとうございました!
皆さんが持ち寄ってくれたポットラックランチは最高でした♡
ご飯も手づくりが一番美味しい♪
(hana)