野の草摘みに思うこと

野蒜の季節がやってきましたー!待っていました♪
スコップを持って、畑の畔をうつむきながら歩いて収穫です。

毎年生えてくるように、採りきらないようにするのが大切。(「貪らない」というヨガの教えがいつも脳裏を横切ります)

洗って、細かく刻んで、生のまま醤油に漬けます。←レシピというほどでもないくらい簡単!

ひだまり暮らし特製の「野蒜醤油」です!
野菜炒め、納豆、冷や奴など、万能調味料です。もう本当に冷蔵庫に野蒜醤油があれば安心!(笑)

 

以前、都会っ子の私は、野草を摘んで食べるなんてなんだか貧乏くさい感じがして(失礼!)、何が楽しいのか全く想像もできませんでした。
食べられる野草の知識も皆無でした。

にら。畔に勝手に生えてくるので「野草」扱いです!

今の暮らしの中で、野蒜や蓬、野芹,ニラなどの庭や畔に生えてくる季節の野草(の見分け方)を教わり、美味しい食べ方を教わることで、その季節の旬の御馳走となりました。
畑や庭に見つけたときの季節を実感する喜び!
自分の手で収穫することの楽しさ!

蓬。ハーブの女王ともいわれるほど。新芽を乾燥させてお茶にしてみようかな♪

何より新鮮で生き生きとして美味しい!
都会暮らしをしていた私に「楽しくて、美味しいよ!まずはやってみて!」と教えてあげたいです。

 

都会で暮らしていると食物はスーパーなどでお金と交換で「買う」「モノ」です。
ですが野の草摘みは、自分の手で収穫した旬の「命」です。
もしかしたらDNAに刻まれた狩猟採取民族の記憶が喜んでいるのかもしれませんね。

庭に生えてくるヤブカンゾウを採っています。酢味噌あえが美味しい!

「身土不二」といって、自分の暮らす土地にある食物と身体は分かちがたく密接なつながりにあり、その土地でその季節に採れたものを食べるのが健康に良いという考え方があります。
庭などの身近な場所に生えている野草が私の身体を助けてくれるなんて、自然界のやさしい恵みを感じます。

誰しも「初めて」の経験には高いハードルを感じます。
誰か身近に最初の一歩に寄り添ってアドバイスしてくれる人がいることも大切。
特に野草は毒性のあるものとの見分け方が重要なので、最初にちゃんと教わることはとても大切です!
私のまわりには暮らしの知恵に溢れたお師匠さまがたくさんいてくれて、惜しげもなく知恵を授けてくれます。本当に有り難い環境です。

教えていただいた暮らしの知恵を、まずは私が実践し、私というフィルターを通したアレンジも含めて、必要としてくれる人に拡げてゆきたいと思います!