台風や激しい夕立が続いていたので、「お天気が良くなりますように!」という祈りがお天道様に届いたのか、晴れ間も見える空模様の中、藍の生葉染めの会ができました。
今回は「ひだまり」のご近所さんで、農的暮らしをされている方や、東京で植物園にお勤めされている方のご参加でした。
「はじめまして」の自己紹介で、実はつい先日同じ会に参加していたことがわかったり、やっぱりご縁あって同じ日に集られた方たちなのだなぁと感じました。
まずは染めるものの模様を思い描くところからスタート。
絞ったり、輪ゴムで留めたり。
あれこれと染め上がりをイメージしながらの作業は本当にワクワクする工程です。
藍の畑では、激しい夕立の名残りで土がとてもぬかるんでいました。
お陰で藍はモリモリ元気!
すでに花芽が立ち上がっている株もあり、藍の花も見てもらうことができました。
みなさんの藍にふれている時の表情から、藍を慈しむ気持ちが伝わってきて、育ててきた私達にとっても嬉しいひとときでした。
ところどころで葉が枯れ、青っぽく変色しているのを見て、みなさんとても驚かれていました。
藍の葉は枯れてもなお、青く色を残しているのです。
前回までの染めの会で、葉を取り除いて残った藍の茎から根が生え、畑に生けたのが、あっという間に根付き、太陽に向かって伸びている様子に、藍の強い生命力を感じました!
気温が上がり、藍の葉も少しずつしおれ始めたので、手早く葉を茎から外します。
さらにミキサーで「藍ジュース」をつくるところも連携プレーで手際よく。
洗濯ネットを絞る際、液の香りを嗅いでいらっしゃいました。
こうして五感をフルに使って藍を感じてくれることがとても素敵です!
助剤を加えていくごとに変わる染液の色の変化も、とても美しく感じ入りました。
染液の中でしっかりと布の中に染液を揉み込むようにして染み込ませ。
輪ゴムを解いて、布を広げる時の高揚感♡
あの瞬間の気持ちは、一瞬にして藍の虜になってしまう程!
もうみなさん、創作意欲が止まりません(笑)
水の中で洗うと鮮やかな空色が現れます♡
それらを干しながら、風にそよぐ様を眺めているのは至福のひとときですね〜♪
創作意欲が溢れ出て(笑)、すっかりランチの時間を過ぎてしまいましたが、みなさんの作品を眺められる席に並んで座って「いただきます」
参加者のお一人はhammock styleの「癒布」をお使いいただいてる方で、
食後に「これでハンモックでお昼寝したら最高ねぇ!」のリクエストにより、お庭ハンモックが実現。
空と、空色の作品を眺めながらのハンモックシエスタは幸せなひとときですね♡
帰り際、余った藍葉がしおれた中から、一枚を「もらってもいいですか?」とノートに大切にはさんでお持ち帰りしてくださいました。
布に映しとられた藍の生命の色とともに、たった一枚の葉さえも愛おしんでくださるお気持ちに、私達も学ぶところの多い一日となりました。
しみじみ「一期一会の染めの会」であることに感謝!
参加者のみなさん、ありがとうございました。
みなさんの想いに応えてくれた藍もありがとう!
(hana)