【レシピ】ひだまり暮らしの冬ごはん

冬も深まってくると、野菜たちの甘みが増してより味わい深くなりますね。

野菜たちが甘くなるのは、霜などにあたって自身が凍結しないため。
(不溶性のでんぷんを水溶性の糖に変えて、「凝固点降下」で体液が凍らないようにするためなんです!高校化学で習ったような~)

野菜たちの寒さを超えて生き抜く知恵にしみじみと感服しながらいただきます。

【まだか漬け】
〈材料〉
黒豆 適量、切干し大根 適量(黒豆とだいたい同じくらい)
漬け汁:醤油 100cc、酢 200cc、水(切干し大根の戻し汁含む)200cc、赤唐辛子 1本(種を除いて輪切り)
<手順>
①黒豆をよく洗ったら、フライパンで乾煎りする。豆の黒い皮が弾けるまで、約20くらい。
②切干し大根は食べやすい長さに切る。戻し汁には切干し大根の美味しい出汁が出ているので捨てないでくださいね!
②漬け汁をよく煮切る。
③熱湯消毒した保存瓶に漬け汁と黒豆、切干し大根を入れる。約3日後くらいから食べられます。
※漬けてから「食べられるのはまだかな~、まだかな~」と待つので「まだか漬け」と名付けたとか(笑)
※黒豆は浸水しないので、皮に含まれる「発芽抑制物質」を解除するためにしっかりと煎ってください。
※漬け汁と黒豆が熱々の状態だと漬かりやすいです。
※お好みでみりんか砂糖を加えても。

【柚子味噌】
〈材料〉
柚子 1個、★味噌 150g、★砂糖 大さじ3、★みりん 大さじ2、
〈手順〉
①柚子の皮をよく洗って、皮をすりおろし、果汁を搾る。
②鍋に★をすべて入れ、中火で焦がさないように混ぜながら煮詰める。
③火を止めてから、柚子の皮と果汁を混ぜ合わせる。
※皮は白い部分が入ると苦みが出るので、できるだけ黄色い部分のみをすりおろす。
※火を止めてから皮と果汁を入れないと香りがとびます。

【かぶ焼き】
〈材料〉
かぶ 適量、オリーブ油 適量、塩コショウ 適量
〈手順〉
①かぶはくし形に切り、茎や葉も食べやすい大きさに切る。
②フライパンにオリーブ油をひき、火をつける前にかぶに塩をまぶして混ぜる。
③フライパンに蓋をして(←ポイント)、中火でかぶに火が入るくらいまで蒸し焼きにする。
④かぶに少し火が入ったら、胡椒を振り、葉を入れて再び蒸し焼きにする。
※火をつける前にフライパンの中でかぶにオリーブ油と塩を混ぜておくと、甘みが引き出され、油と塩が少量で済みます。
※「一物全体」かぶは皮を剥かず、葉や茎もすべて美味しく食べてあげてくださいね!

【切干し大根の煮物】
〈材料〉
切干し大根 適量、玉ねぎ 1個、人参 適量、醤油 適量、
〈手順〉
①切干し大根を水で洗い、戻しておく。(水に切干し大根の美味しい出汁が出るので捨てずに煮汁に加えます)
②切干し大根を食べやすい大きさに切り、人参は太めの千切り、玉ねぎは千切りにします。
③鍋に少量の油をひき(ウォーターソテーでも可)玉ねぎを透明になるまで加熱する。
④切干し大根、人参の順に入れて、8割くらいかぶるまで水を入れます。(切干し大根の戻し汁含む)
⑤煮えるまであまりかき回さず、煮えてきたら鍋のまわりから醤油を回し入れる。
⑥最後に全体が混ざるようにかき混ぜる。
※えのきなどのきのこ類、油揚げや厚揚げ、ひじき、高野豆腐などなど、お好みでアレンジは無限大です!美味しい組み合わせが見つかったら是非教えてくださいね!
※マクロビオティックでは野菜のもつ陰陽の性質を生かして、鍋に入れる順番が決まってきます。が、あまり気にせず(笑)それぞれの味が鍋の中でよく行き届くことをイメージして入れてみてくださいね。

ひだまり暮らし流切干し大根の干し方たくあんの漬け方はこちらから!

どれもシンプルな過程なので簡単だけど、とても美味しいです。

素材がもつ味わいを生かすためにも、私はなるべく手数を減らしてシンプルにいただきたいといつも思います。

食材はすべて生きていた命であること。
命をいただく感謝と、自分がたくさんの命に生かされている実感あれば、毎日の食卓はとても豊かで幸せです。

毎日のおうちご飯が楽しく、美味しく、すこやかでありますように。

 

 

ひだまり暮らしの1dayヨガリトリートのひとコマ。

いただきます。
ごちそうさま。
ありがとう。