7/19 藍の生葉染め<7月の会>

ひだまり暮らしの手しごとの会
#06 藍の生葉染め

夏の土用入りとなったこの日、今夏2回目の藍の生葉染めの会を開催しました。
朝から照り付けるお日様に、気温も高く、きっと今日も素敵な空色に逢えそうでワクワクしました♪

みなさん「初めまして」なので自己紹介から、絞りなどの模様づけに入りました。

こうしてみると、ものをつくっている時の手の仕草ってとても美しい。

ひだまり藍の畑へご案内しました。

何度、染めの会をしても、やっぱりこの瞬間が一番大事だなぁと感じます。

今まさに生きて、成長している藍にはさみを入れ、その生命をいただく瞬間。

藍の生命を布に移しとって、ずっと大切に纏っていく「生命の移し替え」が染めなのだと感じ入ります。

藍さん、今日もありがとう!

すぐに葉だけを取り除きます。

匂いたつ藍の香りを嗅いでくれました。

助剤を入れる前は素手で触れることができます。

余すところなく藍の色を素手で絞り、早速爪が染まりました。

染液さえも美しいです。

藍の色が鮮やかに発色する、得も言われぬ美しい一瞬。

空気を纏い、風になびき、まるで羽衣のよう。

絞りのためのビー玉が布に透けて、なんとも可愛らしい!

今度は藍が水と出会い、さらに空色を鮮やかに見せてくれます。

こんなお日様のような笑顔で染めてもらえて、藍は本当に嬉しいはず!!

「群雲絞り」で美しい空色グラデーションに染まったオーガニックコットンのストール。

あまりの美しさに、私は言葉もなく見惚れてしまいました♡

その日の気温や、藍の状態や、参加者のみなさんの雰囲気など、それは染めのテクニックを超えて現れる「一期一会」の藍の色。

なんとも美しくて、涼し気です。(この日はものすごく暑い日でした!)

ここからまた新しい藍の生命が始まり、参加者のみなさんの暮らしの中で息づき始めます。

どうぞひと夏、たくさん着て、愛でてあげてくださいね。

ご参加ありがとうございました!

藍もありがとう!