種を蒔くということ

ひだまりは今年、合計4ヶ所の畑に青大豆の種を蒔いています。

大豆は子葉(最初に出てくる葉のこと)にその後の成長のための栄養を蓄えているので、

とてもふっくらとした芽生えです。

ですので、土を持ち上げる時の抵抗が大きいため、2粒を近づけて蒔きます。

2つ一緒に芽生えてくれば、抵抗も分け合って地上に出てこれるからです。

私たち人間も、1人では困難なことも、誰かと一緒なら実現しやすいことってありますね。

人が協力することの尊さ、つながりの大切さを、青大豆の芽生えからいつも教わります。

私は種まきがとても好きです。

いつの、どんな種を蒔く時も「無事に芽が出ますように」と願いを込めて、

美味しく食べられる時を楽しみに思い描きます。

そして、芽が出るまで「待つ」ことに、いつも「希望」を感じます。

「世界が明日終わろうとも、私は今日樹を植えるだろう」というメッセージを残したのは誰だったでしょうか?

台風や震災などで畑が被害を受けても、どんなに打ちひしがれても種を蒔き直すという話も聞いたことがあります。

種を蒔くということは、芽が出ることを待つという未来に願いを託す「希望」そのもの。

だからいつの時も種まきはワクワクと楽しい作業なのでしょう。

種は、土は、自然は、いつの時も偉大な先生です。