【レポート】ShreeVidyaシュリヴィッディヤ 2/4(土)「ていねいに生きるリトリート」終了しました!

2/4土曜、ShreeVidya(東京でインド占星術講座やリトリートなどを開催)のみなさんをお迎えして「ていねいに生きるをみつめる」日帰りリトリートを開催しました。

良く晴れて、空気もピンと澄んだ朝。

風もなく、ゆったりと茹で始めた大釜。

みなさんが到着した時にはだいぶやわらかく煮えていました。

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早速、青大豆を試食。

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薪の炎と煙の匂い。

釜から立ちのぼる湯気。

青大豆が湯の中で踊るさま。

五感をフルに使ってお味噌仕込みを「感じる」ことが始まります。

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まずはニティッシュさんによる「食」についてのヴェーダ(インドの叡智)のお話。

食材が生命そのものであること。

すべての生命には神性が宿ること。

料理というのは、

食材の神性とつながり、

その向こうにある大いなる自然ともつながり、

料理する人のうちにある神性とつながり現れるもの。

料理をする人がどんな心持ちで料理したかがとても大切であるということ。

キッチンにいる私は、そんな尊い言霊が満ちる空間でまさに料理をしていて、背筋が伸びるような思いと、深い共感とで何度もうなづいてしまいました。

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ニティッシュさんからバトンを受けて、今度は「ひだまりごはん」のプチレッスン。

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日頃、私が畑とキッチンでどんなことを感じているかを含めて、山梨のソウルフード「ほうとう」のお話をしました。

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家庭料理としてのほうとう。

この土地で、暮らしの中から生まれた生きる知恵がつまった「おうちごはん」。

今回のほうとうの食材。

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ほうとうをお椀に盛るレードル(山梨あるある?給食でも昔使ったような)も体験していただきました。

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「いただきます」

この言葉の本当の意味を深く感じ入り、手を合わせました。

ニティッシュさんと食事を前にした時のマントラを一緒に唱えました。

この間ずっと、青大豆を煮る工程は続いていて、ランチが終わる頃にはふっくらツヤツヤに煮上がりました!

みなさんで手分けしてミンチの作業。

合間に煮汁「あめ」も飲んでいただいて、予想外の甘さに歓声が上がりました。

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木鉢で冷めるのを待つ青大豆。

ゲストのみなさんもハンモックシエスタ。

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ハンモックに揺られながら富士山を眺める至福なひととき。

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さて、仕込みです!

まずは「塩きり」。

米糀と麦麹を手のひらでこすり合わせるように混ぜます。

やさしく、やさしく。

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ミンチした大豆を入れて、さらに混ぜ混ぜ。

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混ぜながら、ふと気がつくと沈黙のとき。

ヨガの行で「モウナ」というのがあります。

言葉を発することを止め、自分の内側と対話する行です。

このひとときはまさにモウナ。

みなさんがそれぞれに味噌と、その奥にある自然につながり、ご自身の内側と向き合う静謐な時間。

とても心地よい沈黙でした。

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味噌玉を樽に詰めていきます。

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空気が入らないように、お味噌の「赤ちゃん」をやさしく、ていねいに、ひとつひとつ。

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それぞれの樽に封をします。

ニティッシュさんが祈りを込めていました。

美しい横顔でした。

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ずっと手前味噌をつくり続けてくれたお祖母様に想いを届けるように。

そして記念撮影。

美味しいお味噌になりますように!

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ニティッシュさん

彩さん

ご参加いただいたみなさん

本当にありがとうございました!

(hana)