芋がら

先日いただいていた里芋の葉っぱの茎。

この辺りでは「芋がら」とか「芋のつる」というそうです。

干して乾物のように保存するとか。

戻して、かんぴょうのように太巻きの具にしたのは美味しい♪

(毎年、義母がつくってくれる恵方巻の中に入っています♪)

そして栄養価も高いとか。

里芋の品種で、茎が緑色のものと赤色のものがあって、赤色の方が美味しいそうです。

芋がらの干し方をおばあちゃんから手ほどきしてもらいました!

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霜にあたると皮が剥きやすくなるそうで、霜があたるまで収穫を待ったおばあちゃん。

スルスルと剥けます!

糸を親指と人差し指にかけて、手際良く割いていきます。

(いつもながら魔法使いのようにパパッと進んでしまうので、そこは何度もお願いして動画を撮影!)

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割いたものを紐で縛って、軒下に吊り下げます。

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アクがあるので、指が真っ黒になりました。

いつも行く直売所で売ってた「芋がら」。

どうすればいいのか皆目見当もつかなくて、ずっと素通りしていました。

こんな風にして保存食になるんだー!と感心しきり。

昔の人の知恵は本当に素晴らしいです!

「最近は芋がらを干しているところも見なくなったし、干していたとしても、こんな風に縛ってないもんね」とおばあちゃん。

「今の若い人は作るよりも、スーパーで買ってくる方がいいって」

確かに手間も暇もかかるし、すぐに食べられないし。

でもそうして「暮らしの知恵」が受け継がれないのは、本当に残念だなぁと思うのです。

義母がいっていました。

「こうして毎日手をかけて、出来上がりを楽しみに眺めて、昔はお金がなかったけど、今より心が豊かだったのかもしれないね」

しみじみとうなづいてしまいます。

おばあちゃんや義母のように、暮らしの知恵をたくさんもっている人がそばにいる有難さを、今日も噛み締めました!

(hana)